AXELENTERMEDIA BLOG

ドコモがiPhoneを発売した場合のコンテンツプロバイダへの影響

iphone5SPhoto by Martin uit Utrecht

米国時間の10日、日本では、今日の日付が変わった真夜中に行われるアップルの恒例発表会で、ドコモのiPhone発売が発表されるんじゃないのという噂ですが、みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

ドコモ社長、訪米=アップル発表会参加へ
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco&k=2013090800135

今日は早く帰って、一旦寝て、夜中に起きるアクセルエンターメディアのナカノヒトです。
ええ、嘘です。
今日は、ノー残業デーなので、早く会社を出て、飲みに行って、夜中を待ちます。

昨日の記事の続きは、ちょっとお休みして、今日はドコモからiPhone 5S/C(噂)が発売される話。他の端末メーカーが受ける影響とかは、よく各メディアで取り上げられていますが、実は、存在を忘れ去られている携帯電話の公式サイトを運営しているいわゆるコンテンツプロバイダ(CP)も、影響がありまして、状況次第じゃ、ドキドキなわけです。

ちなみに、リーク情報が多すぎて、みんな忘れちゃっていますが、ドコモがiPhoneの新機種を発売とかいう話の前に、実は、新機種が出るってことも、5Sだの5Cってのも、今日のAppleの発表会で発表されるってこと自体、まだ、噂ですからね。

まあ、あと数時間で、Appleの発表となるのですが、実は、ドコモからiPhoneが本当に発売ってことになると、それはそれで、ドキドキする事態になっちゃうかもしれないんです。

1ユーザとして考えると、iモードとiPhoneの2台持ち推奨の素敵プラン、「アイアイパック」(妄想)とかあるの?とか、3000円でSIMロックフリー対象?とかあるんですが、ってのは、前に書きましたが、会社としても、結構ドキドキします。
http://axelentermedia.co.jp/wordpress/wp/?p=502

アーリーアダプターによるフィーチャーフォン(ガラケー)から、iPhoneを含むスマートフォンへの大移動の第一弾は、一旦収束し、今は、通常の端末買い替えサイクルの中で、乗り換え先の選択肢としてスマホしかないので、スマホに乗り換えるという普通のペースに落ち着いてきています。

ただ、買い替えペースは落ち着いたと言っても、買い替え時に、どうせなら、iPhoneが使いたい、キャリア乗り換えてでもiPhoneを使いたいというドコモユーザは、ソフトバンクやauに移って行くしか選択肢は無いので、その影響で、ドコモのMNPは、55ヶ月連続でマイナスだったりするわけです。まあ、年間で、百数十万なので、分母から考えたら、大した数じゃない。

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE98503920130906

実は、どうしても、iPhoneじゃなきゃ嫌だっていうドコモユーザは、もう、すでに2台持ちか、MNPで移っちゃっているから、いまさらドコモでiPhone出てもなあ、と思っていたんですが、

ヤバい…。ドコモユーザーの55.3%がiPhone 5S購入を検討中らしい
http://www.gizmodo.jp/2013/09/553iphone_5s.html
ってことらしいのです。
通常だと、単純にMNP減るんだへえってことになるのですが、ドコモのキャリア課金で月額課金しているCPだと事情はかなり変わります。

一つは、フィーチャーフォン(ガラケー)特有の月額制サイト。
スマホへの大移動が一段落して、徐々に減っていくものの、下げ止まったという声がほうぼうから聞こえてきていたところでした。例えば、着メロサイトとか、きせかえとかの月額サイトです。スマートフォン対応することもなく、新規入会も殆ど無いので、乗り換えるユーザ分だけ減る一方なのですが、ノンアクティブユーザの買い替えは、やはり遅く、かといって、退会もしないので、当初予想していたより、かなりゆるやかな下降路線で、割と安定した収益を確保していました。へたすると、こういったドコモの月額制公式サイトに関しては、あと2−3年が、今回ドコモから、iPhoneが出ると、折角落ち着いていた買い替え需要に一気に火がつくことになり、過去から多くの着メロ等のサイトで会員を抱えていたことで、収益が確保されてた会社さんなんかは、特にドコモ比率が高かったりするので、本当に半分近くのドコモユーザが機種変なんて話になると、会社の存亡にも関わるかもしれません。

もう一つは、スマートフォンにも対応している月額制サイト
スマホに対応しているんだから、いいじゃないかと思われるんですが、ドコモさんがiPhone発売当初から、SPモードに対応してくれるかどうかで、運命は大きく変わります。

しかも、対応しても、対応しなくても、どちらも大変なことになるというおまけ付きです。

現状のドコモのSPモードは、iモードからのユーザ引き継ぎが可能なので、初期から対応してくれるようであれば、理論上は、問題はありません。が、現状言われている、10日発表、20日発売となると、10日間で、その会社の運営するiPhoneのサイトにドコモの課金を対応させなければならないという追い込みが発生します。おそらく、作業としてはほとんどの会社は間に合わないでしょう。ただ、受け皿ができるという点では、作業さえ行えればなんとかなるので、まだ、マシです。

まずいのは、iPhoneは売るけど、SPモードの対応は、しばらくできませんというパターン。
auがiPhone発売したときにも、MMSの対応するのに、半年かかったことを考えると、あり得ます。おそらく、iモードメールっていうか、SPモードメールっていうか、docomo.ne.jpもMMS化には、時間がかかると予想されます。

となると、ドコモユーザが、ドコモのiPhoneに買い換えた瞬間に、今までの月額会員が強制解約。
そこまでは、ドコモユーザがソフトバンクやauにMNPで移転した時と同じなので、それほど大きな問題ではないのですが、ソフトバンクやauの場合、新たに入会する手段があるわけです。なので、もう一度新規で入ってもらうことができるので、本当に使い続けたいユーザは、新規で入りなおしてもらえます。

が、しばらくドコモiPhoneがSPモードに対応できないとかいうことになると、その期間、入会したくても、入会できないユーザが発生してしまう。ので、なんか、テンポラリの決済手段を、できるだけ早く用意するしかない。しかも、その会社が運営している全サイトで。
どちらにしても、地獄のロードが待っていますね。orz

まだ、弊社の場合、ファンクラブがメインなので、アクティブユーザが多く、端末が変わっても、利用できる環境さえ用意してあげれば、再度ご入会いただけますが、通常の配信系のサービスとかだと、引き継ぎができない時点で、帰ってこない解約が大量に発生して、大打撃を受けるかもしれません。

まあ、ざっくり、月額制サイトを使っているユーザのうち、4割がフィーチャーフォンとして、そのうち、6割がドコモとすると、その半分が一気にiPhoneに乗り換えるとすると、全体の12%。(T_T)

いつもなら、はしゃいでるんですが、今回は、少し憂鬱な気持ちで発表を待つ人も多いんじゃないんでしょうか。

では、Appleの発表を待ちましょう。

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